考えさせられた出会い
最近私にとっては息子くらいの年齢の男性と対面しました。 つくづく「人それぞれの人生があるもんだ」と思いました。 昔は子供が障害を背負って生まれてくると、親は医師に手術を勧められても「生まれたばかりの小さな赤ん坊に手術を受けさせるなどできない」とか「こんな障害を負っているのに学校に通わせるなど、かわいそうでできない。いじめられたらどうするんだ!」などなど障害の受け止め方や子育ての方針で悩まれたことは理解できます。 でも、手術で良くなったかもしれない未熟児網膜症を手術せず手遅れになったり、学校に数年遅らせて入学させたりと「それは本当に、大事な我が子のために良い選択だったのか?」と思わせるようなことがままありました。 この度お会いした方は、表現は悪いんですが、年齢を考えると全く自立できていない方で した。 ご両親はすでに亡くなられているとのこと。 親はいくら子がかわいくても最後まで寄り添って生きることは無理とは判っておられたでしょうに… やっぱり障害や認知はカミングアウトして、世間をしっかり観察し、情報を集めて孤立しないようにしなくてはと再認識した。