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障害者手帳を知らない人、そんなに多いのかな?

みどりの窓口でちょっとびっくりした。 「東京に行き、帰りは車いす利用者と共に帰る」と言われた人に対応した駅の職員さんが「車いすの方は障碍者手帳をお持ちでしょうか?」「もしお持ちでしたら…」と障碍者割引の説明を丁寧にされた。 でも、お客さんの方は障碍者手帳が何物やら分からない様子。 「えーっ!!」そんな人いるの?」と感じたのでヘルパーさんにそのことを言ったら「そんなもんよ」と一言。 白い杖の意味を知らない人がおられることは知っているけど、「障害者手帳」もご存じない! 選挙演説で「障害者福祉」という言葉を聞いても「障碍者手帳」は聞いたことないという事でしょうか。 警察官は警察手帳を持っておられるでしょ? 障害者は障害者手帳を持っていますよ。今や健康保険証に勝る、身分証明書です。 

考えさせられた出会い

最近私にとっては息子くらいの年齢の男性と対面しました。 つくづく「人それぞれの人生があるもんだ」と思いました。 昔は子供が障害を背負って生まれてくると、親は医師に手術を勧められても「生まれたばかりの小さな赤ん坊に手術を受けさせるなどできない」とか「こんな障害を負っているのに学校に通わせるなど、かわいそうでできない。いじめられたらどうするんだ!」などなど障害の受け止め方や子育ての方針で悩まれたことは理解できます。 でも、手術で良くなったかもしれない未熟児網膜症を手術せず手遅れになったり、学校に数年遅らせて入学させたりと「それは本当に、大事な我が子のために良い選択だったのか?」と思わせるようなことがままありました。 この度お会いした方は、表現は悪いんですが、年齢を考えると全く自立できていない方で した。 ご両親はすでに亡くなられているとのこと。 親はいくら子がかわいくても最後まで寄り添って生きることは無理とは判っておられたでしょうに… やっぱり障害や認知はカミングアウトして、世間をしっかり観察し、情報を集めて孤立しないようにしなくてはと再認識した。 

あらら…

 

当事者相談員です。

見え方を説明するのは難しい